維持費の大半は「固定費」
車のコストで見落とされがちなのは、乗っても乗らなくてもかかる固定費の大きさです。自動車税・重量税・自賠責・任意保険・車検・駐車場代は、走行距離がゼロでも発生します。都市部で駐車場を借りている場合、固定費だけで年間35万〜50万円に達することも珍しくありません。
そのため「あまり乗らない人」ほど1kmあたりの単価は跳ね上がります。年間3,000kmしか乗らない人の固定費が40万円なら、ガソリン代を除いても1kmあたり約133円。タクシー単価(約400円/km)の3分の1に見えますが、カーシェアの時間課金と組み合わせると逆転するケースが出てきます。上のシミュレーターで自分の実際の数字を入れて確かめてみてください。
代替手段ごとの向き不向き
| 手段 | 向いている使い方 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| カーシェア | 近所の買い物・送迎など短時間×高頻度 | 15分220円前後+月額基本料 |
| レンタカー | 旅行・帰省など半日〜数日の利用 | 1日6,000〜10,000円程度 |
| タクシー | 雨の日・夜間・荷物が多い時のピンポイント利用 | 約350〜450円/km |
| 公共交通+自転車 | 通勤・通学など定型の移動 | 定期券・自転車維持費のみ |
実際に手放した人の多くは、単一の手段ではなく「普段は公共交通+必要な時だけカーシェア・タクシー」の組み合わせに落ち着きます。シミュレーターのカーシェア利用回数は、この「必要な時」の頻度をイメージして入力するのがコツです。
手放すと決めたら:高く手放す順番
損益分岐の計算で「手放し有利」と出たら、次はできるだけ高く手放すことを考えます。順番はシンプルです。
- まず査定を取る:年式が古くても、走行距離が多くても、パーツ・素材価値で値段が付くことがあります。
- 廃車と決めつけない:「動かないから廃車」と自分で判断する前に、廃車専門の買取業者に確認を。引き取り・抹消手続きまで無料の業者が多くあります。
- 手続きの時期に注意:自動車税は4月1日時点の所有者に課税されます。手放すなら3月までに抹消・名義変更を済ませると翌年度分がかかりません。
当サイトの廃車・買取の診断ツールでは、車の状態からおすすめの手放し方を診断できます。
よくある質問
年間何km以下なら車を手放した方が得ですか?
固定費が年40万円前後の都市部では、年間3,000〜5,000km以下だとカーシェア・タクシー併用の方が安くなるケースが多いです。損益分岐点は固定費と代替単価次第なので、本ツールで自分の条件で計算してください。
カーシェアの料金はどのくらいかかりますか?
標準クラスで15分220円(約880円/h)前後、月額基本料880〜1,100円程度が目安です。6時間超は距離料金が加算されるプランが一般的です。
タクシー換算の単価はどのくらいで見ればいいですか?
初乗りと距離加算を平均して1kmあたり350〜450円程度が目安です。本ツールは初期値400円/kmで、変更できます。
手放すと維持費以外に何が変わりますか?
売却額が一時収入になる一方、いつでも乗れる自由や災害時の移動手段を失います。金額比較で有利でも、代替しにくい用途があるかは別途考慮しましょう。
動かない車・古い車でも売れますか?
パーツ・素材価値で値段が付くことがあります。廃車にする前に廃車専門買取業者の査定を取るのがおすすめです。